【12月4日 AFP】2020年米大統領選に向け、民主党の候補指名を争っていたカマラ・ハリス(Kamala Harris、55)米上院議員は3日、選挙戦からの撤退を表明した。選挙運動が混乱に陥っていたほか、資金集めに苦戦し、混戦から抜け出すことができなかった。

 カリフォルニア州選出のハリス氏は、支持者宛ての電子メールで「現状をよく検討し、あらゆる角度から見て、この数日間に人生で最も困難な決断の一つに至った」と指摘。「私の大統領選に向けた運動にはただ、継続に必要な資金がない」と表明した。

 唯一の黒人女性候補であるハリス氏は、1月に選挙運動を開始。当初は有望視されたが、国内のさまざまな問題について自身の立場を明示するのに苦戦。ここ数か月は指名される見込みが低くなっていた。(c)AFP