【12月3日 AFP】台風28号(アジア名:カンムリ、Kammuri)が直撃したフィリピンでは3日、少なくとも2人が死亡した。豪雨と強風の影響で首都マニラの国際空港は閉鎖を余儀なくされた。

 フィリピンを通過しつつある台風28号は、最後の主要エリアとなる同国中部ミンドロ(Mindoro)島を直撃。警察によると、同島では倒れた木に押しつぶされて男性1人が死亡し、飛んできた木材が直撃してもう1人が亡くなったという。

 当局は被害状況の調査を続けているが、小規模な地方空港は深刻な被害を受け、また多くの電柱が倒れ、家屋も損壊した。

 また、首都マニラにあるニノイ・アキノ空港(Ninoy Aquino International Airport)のトップはAFPに対し、強風により同空港は「閉鎖」したと述べている。(c)AFP/Ron LOPEZ