【12月5日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区（Xinjiang Uighur Autonomous Region）の対外貿易輸出入額は今年に入り急速な増加を保ち、1～10月は前年同期比28.0％増の1314億6000万元（1元＝約16円）となった。

　ウルムチ税関の統計によると、1～10月の同自治区の対外貿易輸出額は19.9％増の1001億6000万元で、輸入額は63.1％増の313億元だった。10月単月の対外貿易総額は210億4000万元で、前年比83.9％増の伸びは今年の最高水準となった。

　ウルムチ税関は、貿易構造が引き続き最適化され、同自治区の対外貿易が安定の中で質的向上を果たす基盤が築かれたと分析した。1～10月の国境小口貿易による輸出入額は22.6％増の790億7000万元で、一般貿易による輸出入額は28.6％増の428億1000万元だった。辺境住民による国境貿易は活力が絶えず強まり、成長が著しい。

　同自治区の主要貿易パートナーも強固になり、カザフスタンとの貿易が首位を維持。1～10月は28.2％増の602億2000万元となった。また、キルギスやオーストラリア、パキスタン、英国、アルゼンチン、ベトナムなどとの貿易が急増し、貿易相手は多様化の傾向を示している。(c)Xinhua News/AFPBB News