【12月3日 Xinhua News】中国とロシアを結ぶ天然ガスパイプラインの東ルートが2日開通し、ロシアの天然ガスが中国へと送られた。両国政府は2014年5月21日、上海で同ルートの協力プロジェクト覚書とガス供給売買契約の二つの重要な協力文書に調印した。双方はロシアが中ロパイプライン東ルートを通じて中国に天然ガスを供給し、送出量を最終的に年380億立方メートルとし、期間を30年とすることで合意した。

 同ルートは黒竜江省(Heilongjiang)黒河市(Heihe)から中国に入り、9省(自治区・直轄市)を通過して終点の上海市に至る全長5111キロ。パイプライン3371キロを新設し、1740キロは既存のものを利用する。同ルート北区間事業部経理の羅志立(Luo Zhili)氏によると、供給開始後、第1期は年50億立方メートルの天然ガスが中国に送られ、2023年の全線稼働後は、年380億立方メートルが供給される。(c)Xinhua News/AFPBB News