【12月3日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者のアンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)は2日、今週末にサウジアラビアで行われるアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)との再戦を控え、重圧がかかるのは相手の方だと強調した。

 メキシコ系米国人のルイスは今年6月、米ニューヨークで当時の王者ジョシュアに初黒星をつけるというボクシング界最大級の番狂わせを演じ、3団体のタイトルを獲得した。7日に行われる両者の再戦は、「砂丘の激突(Clash on the Dunes)」と銘打たれるなど高い注目を集めている。

 ルイスは試合会場となっているリヤド近郊のディルイーヤ(Diriyah)で記者会見に臨み、「プレッシャーはすべて向こうだ。俺は自分が追ってきた夢をかなえたのだから重圧はない」とすると、「それでも、もちろんもっと勝ちたい。アンディ・ルイス・ジュニアのレガシーがほしい」と意気込んだ。

 対するジョシュアは、試合を前に「穏やかな気持ち」で「かなりリラックスしている」とアピールしつつ、「とにかく勝ってみせる。できると確信している」「前回はかなりの接戦だったから、次は絶対にしくじらない」と誓っていた。(c)AFP