【12月4日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)の口岸(通関地)では、今年に入ってからドリアンの輸入量が大きく増え、金額は50億元(1元=約16円)を超えている。うち、マレーシアからの輸入が急伸。

 中国では近年、生活水準の向上や生鮮食品の電子商取引(EC)の台頭、コールドチェーン輸送の発達に伴い、果物の輸入が増加している。中でもドリアンの人気が高く、広東省の広州(Guangzhou)税関によると、同省が毎年輸入する果物のうち約6分の1をドリアンが占める。品種はタイ産のモントーンやチャネー、マレーシア産のムサンキング(猫山王)やD24(スルタン)など多岐にわたる。

 1~10月のドリアンの輸入量(生鮮・冷凍含む)は前年同期比12%増の23万7000トン、輸入額は34.6%増の50億1000万元。うち、マレーシアからの輸入量は84.4%増の2435.6トン、輸入額は91.4%増の1億9000万元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News