【12月2日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)近郊で1日、同域を襲った洪水を受けて出動した救助ヘリコプターが墜落し、救助隊員3人が死亡した。当局が翌2日、明らかにした。この洪水では、さらに住民2人が死亡している。

 バール(Var)県で、救援・調査活動のため出動したヘリコプターEC145は1日夜、無線連絡が途絶え、レーダーからも消えた。

 内務省は、隊員3人は2日午前1時半(日本時間同9時半)、ロブ(Rove)郊外で遺体で見つかったと発表した。

 墜落時の状況を確認するため、現在調査が進められている。

 南仏では豪雨に伴って洪水が発生。バール県の2日朝の発表によると、牧羊に従事する男性が車で浅瀬を渡ろうとして、最後に目撃された場所から300メートル下流まで流され、車内で死亡しているのが見つかった。さらに県内の別の場所でも、家畜の世話をしていた男性が洪水に巻き込まれ、2時間後に遺体で見つかったという。

 南仏では1週間前にも異常気象に見舞われ、6人が犠牲になったばかり。(c)AFP