【12月2日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは1日、第14節の試合が行われ、レスター・シティ(Leicester City)はケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)が試合終了間際に決勝ゴールを決め、エバートン(Everton)に2-1で逆転勝利した。勝ち点3を積み重ねたレスターは2位をキープし、首位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差を8のままにしている。

 イヘアナチョは今季のリーグ戦で1試合もプレーしていなかったが、この日は60分過ぎから途中出場すると、ジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)の同点弾を演出し、後半アディショナルタイムには逆転ゴールを挙げるなどヒーローとなった。

 レスターのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督は、チームの逆転劇について「最高のチームには魂がある」とコメントした。

「全体としてとても強いチームだ。ケレチは、毎日素晴らしい姿勢でトレーニングをしている選手の良い典型だ」「彼に自信を与え、彼の役割を強化することが大切だった。あとは彼次第。彼のことをとてもうれしく思う」

 リシャルリソン(Richarlison)の得点で先制に成功したアウェーのエバートンは、4日に行われるリバプールとのマージーサイドダービーを前に、マルコ・シルバ(Marco Silva)監督の首をつなぐことになるかもしれないパフォーマンスを見せた。

 前節、ホームでノリッジ・シティ(Norwich City)に0-2で敗れたエバートンのシルバ監督は、前週初めに解任の危機にさらされていたと伝えられている。

 この逆転負けにより、エバートンは降格圏とわずか2ポイント差になり、今後のリーグ戦ではリバプール、チェルシー(Chelsea)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、アーセナル(Arsenal)との試合が控えている。(c)AFP