【12月2日 AFP】1日午後に予定されていた19-20フランス・リーグ1の第15節、ASモナコ(AS Monaco)対パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の試合が、激しい嵐の予報により延期された。

 モナコはこの一戦が「後日に延期される」と発表しているが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)に出場しているPSGは、今月21日から始まるウインターブレークまでは週に2試合ずつを行う予定となっており、今回の決定は問題をはらむ可能性がある。

 PSGの広報担当者によれば、選手たちはすでに仏南部に入っていたが、その後ニース(Nice)からパリに戻ったという。

 この試合では、約1000人のPSGサポーターが観戦する予定だったとみられており、同クラブは「変更や返金に関するメール」をファンに向けて送信するとツイッター(Twitter)で明かした。

 両チームは4日にも試合が予定されており、PSGはホームでナント(FC Nantes)と、モナコはアウェーでトゥールーズ(Toulouse FC)と対戦する。

 フランス気象局(Meteo-France)は1日午前、モナコを囲む仏アルプマリティーム(Alpes-Maritimes)県を含む二つの地域に洪水の非常警報を発令。気象局によれば、週末の総雨量は200ミリに上る恐れもあり、沿岸地域が最も影響を受けることになるという。

 PSGは現在、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に5ポイント差をつけており、14位のモナコは降格圏から3ポイントしか離れていない。

 リーグ1は発表文の中で、今回の延期について「仏プロサッカーリーグ連盟(LFP)の大会委員会は、今後試合日を決定する」と記している。(c)AFP