【12月2日 AFP】チュニジアで1日、バスが渓谷に転落し少なくとも24人が死亡し、18人が負傷した。同国で起きた中で最悪の交通事故の一つとなった。

 同国の観光・手工業省によると、バスは首都チュニスを出発し、風光明媚(めいび)な同国北部山間地のアインドラハム(Ain Draham)に向かっていた。アルジェリア国境に近い同地はチュニジア人に人気の秋の観光地だ。

 保健省によると、24人が死亡し、18人が負傷。死傷者の年齢は20歳から30歳だった。

 現場に駆け付けたAFPの取材チームによると、渓谷の河床近くに大破したバスの残骸があり、現場周辺に座席が散らばっていた。

 内務省によると、バスは43人を乗せて北部アインスヌシ(Ain Snoussi)地域を通過していたところ、道路から外れて転落した。同省は公式フェイスブック(Facebook)で「ガードレールに衝突して突き破った後、谷底に転落した」と説明している。

 事故原因は明らかになっていない。だがチュニジアの道路は危険で荒廃していることで知られている。(c)AFP/Akim Rezgui with Kaouther Larbi in Tunis