【12月2日 時事通信社】反政府デモが続くイラクで1日夜(日本時間2日未明)、イスラム教シーア派聖地、中部ナジャフにあるイラン領事館がデモ隊に放火された。ナジャフのイラン領事館は11月27日にも暴徒化したデモ隊に襲われたばかり。外交施設を警備する責任はイラク政府にあり、無策に対するイランの反発は必至だ。

 イランは11月の事件後「イラク政府による襲撃者への断固とした対応」を求めていた。イラクでは11月初めにも別のシーア派聖地、中部カルバラでイラン領事館が襲撃を受けている。

 政情不安定なイラクに対し、隣国イランは介入を強めてきた。これに対するイラクの民衆の不満が爆発していることが、一連のイラン領事館襲撃の背景に存在する。1日の領事館放火で緊張がさらに高まる事態が懸念される。(c)時事通信社