【12月1日 AFP】(更新)著名なラトビア人指揮者でマリス・ヤンソンス(Mariss Jansons)氏が、ロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の自宅で死去した。76歳だった。ロシア当局が1日、明らかにした。

 ロシアメディアが親族に近い人々の話として伝えたところによると、心臓を患っていた同氏は心不全で亡くなったという。

 サンクトペテルブルクのアレクサンドル・ペグロフ(Alexander Beglov)知事は、ヤンソンス氏を「傑出した指揮者だった」と評し、「彼の偉大な芸術に対するわれわれの真摯(しんし)な感謝の念は、ずっと失われることはない」と同氏の死去を悼んだ。

 同じく著名な指揮者であるアルビド・ヤンソンス(Arvid Jansons)氏を父親として、1943年にラトビアの首都リガで生まれたヤンソンス氏は、旧ソ連から現れた一流の指揮者の一人とみなされている。(c)AFP