【12月1日 AFP】ドイツを東西に隔てていた1393キロの国境の大部分は今日、「グリーンベルト(Green Belt)」と呼ばれる自然の楽園となっている。かつては有刺鉄線が張られ、地雷が埋め込まれ、射殺命令を受けた兵士が配置されていた場所だ。

 チェコとの国境からバルト海(Baltic Sea)まで走っていたかつての国境は、時がたつにつれて人の出入りがなくなり、自然が戻った。今では、希少種のトンボやユーラシアカワウソ、ヤマネコなどのすみかとなっており、一帯では、1200種以上もの絶滅の危機にひんする動植物が見られる。(c)AFP