【12月1日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)でプレーするジェームズ・ハーデン(James Harden)が、30日のアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)戦で通算4回目の1試合60得点以上を達成し、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏に並ぶ歴代3位タイに浮上した。

 ハーデンはこの日、127-73と大量リードを奪った第3クオーター終了時点でお役御免となり、わずか31分の出場だったにも関わらず、自身最多の61得点まであと1点に迫る60ポイントを記録した。フィールドゴール(FG)24本中16本、3ポイントシュート14本中8本、フリースロー23本中20本を成功させ、8アシストをマークしたハーデンの活躍もあり、チームは158-111の大勝を収めている。

 キャリア通算4回目の60得点以上はジョーダン氏に並ぶ記録で、この上には6回のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏、32回のウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏の2人しかいない。

 ハーデンは「そこにあるのは偉大さで、なんとかして追いつきたい選手たちだ」「現役が終わったときに、そのグループの一員として語られることになればうれしい」とコメントした。

 さらにハーデンは、50得点以上の試合でもこれで20回に到達し、こちらは歴代4位でチェンバレン氏(118回)、ジョーダン氏(31回)、ブライアント氏(25回)を追っている。

 マイク・ダントーニ(Mike D'Antoni)ヘッドコーチ(HC)は「やることなすこと全てが信じられない」とコメント。チームメートのオースティン・リバース(Austin Rivers)も「あんなのは見たことがない」「第4クオーターは全く出ずに60点だなんて。あんなことのできる選手が他にいるなら教えてくれ」と話した。

 NBAで2季連続の得点王に輝いているハーデンは、ホークス戦前の段階で今季1試合平均37.7得点を記録していた。40得点以上の試合は、これで8試合目となった。ラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)がバックコートに加わり、ハーデンをダブルチームで抑えるのが難しくなっていることも、得点力にさらに磨きがかかった要因になっている。(c)AFP