【12月3日 CNS】中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の「広西日報(Guangxi Daily)」とカンボジアの華字紙「華商日報(Commercial News Cambodia)」が共同で設立した「広西雲・ASEANカンボジア国際報道連絡ステーション」が11月27日、カンボジアの首都プノンペンで看板を掲げ、活動を始めた。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が共同で国際報道を展開する新しい試みだ。

 広西日報の陳仕平(Chen Shiping)副総編集長はテレビ会議で、連絡ステーションの設立を祝福し、「中国とカンボジア両国のメディア協力がますます深まり、両国間の世論を喚起することを期待している」と述べた。広西日報ASEAN報道部の姜木蘭(Jiang Mulan)主任は「広西日報にとって初めての海外連絡ステーションを設立することで、広西のニュースをASEANで放送し、ASEANのニュースを広西で伝えることが実現する」と抱負を語った。

 広西日報メディアグループは、「一帯一路(Belt and Road)」沿線国と地域で、特にASEAN諸国の中国語メディアと共同して「広西雲メディアプラットホーム」を構築することを目標としている。

 2019年は中国―ASEANのメディア交流年。広西日報は華商日報と手を結び、国境を超えて互いに情報を発信していく。

 華商日報はカンボジアの中国語ニュースサイト「Combodia China Time」と統合し、「カンボジア華字メディアグループ」を設立。カンボジアの伝統的メディアの変革を目指し、カンボジアにいる華僑や中国人ビジネスマンへサービスを提供する。

 カンボジア華字メディアグループの阮志強(Ruan Zhiqiang)社長は「将来、双方が人材育成や新メディア技術などの面で協力を強化し、両国のニュースを伝えていくことを期待している」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News