【11月30日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)の安徽城市管理職業学院は今年9月、同省で初めて現代葬儀技術・管理の専門課程を新たに設けた。同課程が開設された高等教育機関は中国で5カ所目で、1期生として38人が入学した。

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 中国で納棺師は「遺体整容師」とも呼ばれるが、多くの人は日本映画『おくりびと』を見て、この職業を理解した。

 同学院健康養老学院の張玲(Zhang Ling)副院長は「数年前からこの課程を開設したいと考えていた。中国の高齢化が進むにつれ、『生老病死』に対する社会的ニーズが高まっている。中国全体でこの課程を開設している高等教育機関は少ないが、専門人材に対するニーズは大きい」と語った。

 同学院は入学した38人の主な志望理由として「葬儀業に従事する家族の影響」「興味があり、この仕事に就きたいから」「就職率が高いから」の三つを挙げた。(c)Xinhua News/AFPBB News