【11月29日 Xinhua News】中国で自動運転「レベル4」相当の自動運転タクシー事業を手掛ける広州文遠知行科技(WeRide)は28日、「ロボタクシー(RoboTaxi)」の試験運用を広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で開始したと発表した。同市の約144平方キロを超える範囲の都市一般道路でサービスを行う。

 タクシー車両には日産の電気自動車(EV)を採用した。同社が開発した最新のレベル4相当のソフト・ハードウェアソリューションを搭載している。第1段階では数十台を同市黄浦区と広州開発区を中心とするエリアに投入し、市民に日常的な自動運転タクシーサービスを提供する。

 タクシーは、自動運転のビジュアライゼーション(可視化)製品「WeRide Viz」を搭載しており、信号や車速、走行ルート、視点切り替え、ナビゲーション、緊急通報などを可視化してユーザーインターフェースに表示する。

 乗客は、同社が開発したアプリ「WeRideGo」を通じてタクシーを予約できる。試験運用のスタート地点では、数十人の市民代表が自動運転タクシーに乗り、それぞれが選んだ目的地に向かった。(c)Xinhua News/AFPBB News