【11月29日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)は28日、グループF第5節が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)は日本代表MF鎌田大地(Daichi Kamada)に2ゴールを許し、本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に1-2で敗れた。

 アーセナルにとって、公式戦での7試合連続未勝利はこの27年間では最低の記録で、ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督の去就はさらに不透明になった。

 エメリ監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対し「ポジティブだったが、何よりも現実的だった。きょうは勝利するための決定機を逃した」とコメントした。

 スタジアムの半分ほどしか観客が入らなかったこの日、アーセナルはピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が前半アディショナルタイムにゴールを決め、先制に成功した。

 しかし55分、鎌田にカーブのかかったシュートを決められると、64分にもペナルティーエリアの外から逆転弾を許し、アーセナルは今季ホームで初黒星を喫した。

 試合終了の笛が鳴ると、2006年の開場後では最低の観客動員となったスタジアムの観客席からは、エメリ監督と結果を残せなかった選手たちにブーイングが飛び、不満をためたファンの中には「エメリ監督、出ていけ」と書かれたバナーを掲げる人もいた。

 ホームで敗れたアーセナルだが、来月12日に行われるスタンダール・リエージュ(Standard de Liege)との最終節で引き分け以上の結果を残せば、自力で決勝トーナメント進出を決めることができる。(c)AFP