【11月28日 AFP】(更新、写真追加)北朝鮮が28日、「未確認の飛翔(ひしょう)体」2発を発射した。韓国軍が発表した。

 韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が咸鏡南道(South Hamgyong Province)から東に向かって発射した飛翔体2発が日本海(Sea of Japan)に落下したと発表した。

 北朝鮮は先月、「超大型多連装ロケット砲」を発射したと主張。同本部は今回の発射について、これと同じタイプの装置と想定されるとし、飛行距離は380キロ、高度は最高で97キロに達したとしている。

 米朝間の核問題に関する協議がこう着状態に陥る中、今回の飛翔体発射は、現地時間で午後4時59分、米国首都では、同国で最も重要な祝日の一つである感謝祭当日の未明に当たる時間に実施された。

 日本の防衛省は、飛翔体は「弾道ミサイルとみられる」と述べ、排他的経済水域(EEZ)外に落下したと発表した。

 北朝鮮は国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議により、弾道ミサイルの発射を禁じられている。(c)AFP