【11月28日 Xinhua News】中国の北京外国語大学(Beijing Foreign Studies University)で27日、中日伝統芸能の融合と交流をテーマとする「グローバル視野での中国戯曲の海外伝播(でんぱ)シンポジウム 東アジアにおける戯曲伝播」が開催された。専門家や学者が複数出席し、それぞれの研究分野での成果について話し合った。

 中国伝媒大学(Communication University of China)の周華斌(Zhou Huabin)教授が基調講演を行い、中国の著名な京劇俳優、梅蘭芳(Mei Lanfang、1894~1961年)が百年前に日本で公演したことに触れ「中国戯曲が世界に進出した印とも言える。この重要な初公演の開催場所に日本を選んだのは、両国が一衣帯水の隣国だからだ」と述べた。

 また、北京外国語大学芸術研究院の孫萍(Sun Ping)院長があいさつで、今後も中日の文化交流にさらなる貢献をし、伝統芸能を通じて中日の交流を深めつつ、役者たちが結んだ「絆」を次の世代に残していきたいと語った。

 北京外国語大学日本学研究センターの郭連友(Guo Lianyou)主任もあいさつに立ち、同大でこれまで行ってきた中国と日本の文化交流イベントを紹介したほか、自身が携わった両国の文化交流に関する経験を振り返りながら未来を展望した。

 京都聖母女学院短期大学の藤岡道子名誉教授が「昆劇・狂言交流公演『秋江』(中日平和友好条約二十周年記念)の成果と今後の展望」をテーマに発表し、狂言師で人間国宝の野村万作氏が狂言のルーツを求めて中国を旅したことや、中国の京劇、昆劇役者との交流の歴史を紹介した。万作氏は1998年12月、東京で京劇俳優の張継青(Zhang Jiqing)氏と昆曲「秋江」で共演し、狂言と昆劇の融合を実現させ、中日伝統芸能の交流に大いに貢献した。

 中央戯劇学院の瀬戸宏客員教授や中央戯劇学院の蘇東花(Su Donghua)教授、中山大学(Sun Yat-sen University)の阿部亘客員研究員らも、日本と中国の伝統芸能をめぐる交流や共演の可能性、中日双方の伝統演劇芸術の魅力などについて発表を行った。(c)Xinhua News/AFPBB News