【11月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は27日、グループF第5節が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はホームでボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に3-1で快勝し、首位通過を決めた。

 これがバルセロナでの700試合目となったリオネル・メッシ(Lionel Messi)は、前半にルイス・スアレス(Luis Suarez)の先制点をお膳立てすると、その後クラブでの自身613ゴール目となる追加点をマーク。後半にはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の得点も演出し、自身の節目を華々しく祝った。

 ドルトムントは終盤にジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が1点を返したが、全体的にパフォーマンスは思わしくなかった。同日にスラビア・プラハ(Slavia Prague)に3-1で勝利したインテル(Inter Milan)に7ポイントで並ばれ3位に転落し、これでグループ突破を懸けてインテルと争う形となった。

 そのインテルは、ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)のゴールで先制すると、その後ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)がネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、直前の場面でインテル側にファウルがあったとしてゴールは認められず、スラビア・プラハにPKが与えられた。

 トマシュ・ソウチェク(Tomas Soucek)がこれを成功させスコアは1-1となったが、インテルはルカクが勝ち越し弾をマークすると、マルティネスにも2点目が生まれ、勢いあるスラビア・プラハを下して2位に浮上した。

 ドルトムントは2週間後にホームで行われるスラビア・プラハとの最終節で勝利を目指す。対するインテルは本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でバルセロナに勝利すれば、自力で16強入りを決めることができる。

 バルセロナがインテル戦の8日後に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で今季最初のレアル・マドリード(Real Madrid)戦を控える中、ドルトムントとしては、バルセロナが戦力を落としすぎずにインテル戦で引き分け以上の結果を手にすることに期待しなくてはならない。(c)AFP