【11月28日 Xinhua News】フランス建築アカデミーは26日、パリで会員証書授与式を開いた。同アカデミー外国人会員に新たに選ばれた中国の建築家、董功(Dong Gong)氏(47)が会員証書とバッジを受け取り、「建築への回帰」と題した講演を行った。

【関連記事】秦皇島の海辺に「最も孤独な」図書館 でも人気で孤独になれないかも?

 董氏は清華大学(Tsinghua University)卒業後、直向建築設計事務所を創設。設計した河北省秦皇島市の「三聯書店海辺公益図書館」は、「中国で最も孤独な図書館」と呼ばれ、人気の観光スポットとしてネット上で話題になっている。また、長江美術館や蘇州無形文化遺産博物館などの設計も手掛けた。

 同アカデミーのマルティン・ロバン学長は「董氏は若い新鋭建築家で、2010年にベネチアで開かれた中国新鋭建築創作コンクールで1等賞を受賞した時から、われわれは彼に注目してきた。ここ数年、彼は多くの優れた建築を設計し、われわれの賛同を得た」と語った。

 同アカデミーは1840年に創設された世界の建築界における最高峰の学術機関の一つで、会員200人余りのうち、約50人が外国建築家となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News