【11月27日 AFP】スペイン・マドリードの裁判所は26日、脱税の罪に問われていたサッカー元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)氏に無罪判決を言い渡した。

 アロンソ氏はスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属していた2010年から2012年にかけ、ポルトガルのマデイラ(Madeira)島の会社を使って200万ユーロ(約2億4000万円)に上る肖像権収入の支払いを逃れたとして訴追されていた。

 検察は当初、アロンソ氏に対して禁錮5年を求めていたが、その後求刑は半減されていた。

 裁判所は、肖像権の譲渡は2009年にアロンソ氏とこの会社との間で結ばれた「契約の中で正式に行われた」ため、隠蔽(いんぺい)を証明するのが不可能だったとしている。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)などで活躍したアロンソ氏は2017年、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で現役を引退した。(c)AFP