【11月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は26日、グループA第5節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)とパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の一戦は、終盤の2分間で2ゴールを挙げたPSGが2-2の引き分けに持ち込み、グループ首位通過を決めた。

 試合は大半の時間帯でホームのレアルがPSGを圧倒し、前半にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のゴールで先制すると、79分にベンゼマの2点目が決まった時点で勝負は決まったかにみえたが、PSGも直後の81分、相手守備陣のミスからキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が1点を返し、83分にはパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)がゴール右上に同点弾を蹴り込んだ。

 その後、レアルはこの日もブーイングと喝采が入り交じる中で途中投入されたギャレス・ベイル(Gareth Bale)が直接FKから決勝点を狙ったが、カーブをかけたキックは惜しくもポストをたたいた。

 この結果、PSGはグループAを1位で通過することが決定。対するレアルも、グループのもう1試合でガラタサライ(Galatasaray)とクラブ・ブルージュ(Club Brugge)が1-1で引き分けていたため、2位通過が確定した。

 終盤に隙を見せたレアルだが、見事な試合内容だったことは間違いない。その一方で、足首を痛めたとみられるエデン・アザール(Eden Hazard)が後半にまたも負傷交代するアクシデントも発生している。

 対するPSGでは、前週のリーグ戦で太ももの負傷から7週間ぶりに復帰したネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が後半開始から投入され、サラビアの同点ゴールに関与している。(c)AFP/Tom ALLNUTT