【11月26日 AFP】19NFLは25日、第12週の1試合が行われ、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)はQBラマー・ジャクソン(Lamar Jackson)がタッチダウン5本を含めてパスで合計169ヤードを稼ぐ活躍を見せ、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)に45-6で圧勝した。

 ジャクソンは20本中15本のパスを成功させると同時に自らも8キャリー(計95ヤード)を記録するなどして、NFLで今季最高得点を誇る攻撃陣を大勝に導いた。これで7連勝をマークしたレイブンズが今季の通算成績を9勝2敗に更新したのに対し、ラムズは6勝5敗に後退した。

 レイブンズは次週、今季10勝1敗の強さを誇るサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)戦を控えており、両チームの対戦が第54回スーパーボウル(Super Bowl LIV)のカードになるかもしれない。プレーでスーパーボウル出場への意気込みを表現したジャクソンは、試合後のインタビューでも「自分たちが今目指しているのは、スーパーボウルだ」とコメントした。

「僕らはハングリーだ。謙虚な姿勢を保ちつつも、ハングリーになっている。次週はフォーティナイナーズ戦が控えている。今はそのことだけに集中している」

 1試合で5本のタッチダウンパスに加えてランで90ヤード以上を記録するのは、2015年にカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)のQBキャム・ニュートン(Cam Newton)がニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)戦でマークして以来、これが史上2人目の快挙となった。

 しかしジャクソンは、「自分はただ試合に出ただけだ。自分のやるべきことをする。それが自分の仕事だ」「うちのオフェンスラインが素晴らしい仕事をしてくれた。WRはボールをキャッチし、RBはボールを運んだ。全員のプレーがカチッとはまったんだ」とチームメートを称賛した。(c)AFP