【11月26日 AFP】米首都ワシントンの連邦地方裁判所は25日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の側近らに対し、トランプ氏のウクライナ疑惑をめぐる弾劾調査で下院委員会が出す召喚状に従い、証言する義務があるとの判断を下した。

 5月に下院司法委員会から召喚状を受けたホワイトハウス(White House)の元法律顧問ドン・マクガーン(Don McGahn)氏をめぐる裁判で、ケタンジ・ジャクソン(Ketanji Jackson)判事は、政府高官であっても、大統領との距離が近いことを理由に証言の完全免除を求めることはできないと言い渡した。

 ジャクソン判事は、今回の判決がマクガーン氏を対象にしたものである一方、すべての現・元大統領側近にも当てはまるものだと指摘。「大統領は王ではない」「行政機関のトップに立つ人物であっても、法の適用を受けない人はいない」と判決文に記した。(c)AFP