【11月26日 AFP】女子テニス、世界ランキング2位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は25日、新コーチにベネズエラ人のダニエル・バルベルドゥ(Daniel Vallverdu)氏を迎えたと発表した。

 今月初め、コンチタ・マルティネス(Conchita Martinez)前コーチとの関係を解消していたプリスコバは、公式サイトで「彼は初めから有力候補の一人だった」と記した。

 33歳のバルベルドゥ氏は、2010年から2014年にかけアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を指導。イワン・レンドル(Ivan Lendl)氏が率いるコーチ陣の一人として、2012年にはロンドン五輪での金メダルと全米オープン(US Open Tennis Championships 2012)での優勝、2013年にはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)制覇に貢献した。

 バルベルドゥ氏は、他にトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)氏やグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)のコーチを務めたこともあり、今年はマグヌス・ノーマン(Magnus Norman)氏とともにスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を指導していた。

 初の四大大会(グランドスラム)優勝を目指す27歳のプリスコバは、バルベルドゥ氏について「素晴らしい実績があり、彼のようにテニスを理解している人は少ない。たくさんのことが学べると確信している」と続けた。

 スペイン・テネリフェ(Tenerife)島でトレーニングキャンプを行い、連覇を目指すブリスベン国際(Brisbane International 2020)で来シーズンの戦いをスタートさせるプリスコバは、ウクライナ代表として女子の国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup)にも出場したオルガ・サウチュック(Olga Savchuk)氏がコーチ陣に加わることも明かした。

 2016年の全米オープンで準優勝したプリスコバは、今季のツアーで4勝を挙げ、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2019)とWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)では準決勝に進んだが、シーズン終了後にマルティネス氏とたもとを分かっていた。(c)AFP