■日本酒市場は今後も拡大

 日本酒専門家のシルバン・ユエ(Sylvain Huet)氏によると、フランスで日本酒の人気が出始めたのは15~20年前。当初は、パリの一部の地区に限られたことだった。

 だが、フランス人はすでに日本酒の味を覚えたとユエ氏は考えており、「今後10年間でフランス国内の市場規模は5倍、もしかすると10倍になるかもしれない」と話す。

 日本酒愛好家のフランス人たちは、「酒」を美食家のための高級品と捉えているが、世界中でそう思われているわけではない。酒という言葉は、日本ではアルコール飲料の総称として使われており、中国では穀物の一種ソルガムを原料とする安価なブランデーのボトルのラベルに表示されている。

 だが、ソムリエのグザビエ・チュイザ(Xavier Thuizat)氏は楽観的だ。「ブルゴーニュに帰る時には、日本酒を手土産にしている」「反応は上々だ」 (c)AFP/Loïc VENNIN