【11月25日 AFP】19NFLは24日、第12週の試合が各地で行われ、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は守備陣がまたしても活躍し、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)の強力な攻撃陣にタッチダウンを許すことなく13-9で勝利した。

 QBトム・ブレイディ(Tom Brady)擁するペイトリオッツは、本拠地ジレット・スタジアム(Gillette Stadium)でレギュラーシーズンでは18連勝となり、今季の成績を10勝1敗とした。

 また、この日の勝利によりペイトリオッツは17年連続での二桁勝利が決定し、1983年から1998年にかけてサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)が樹立した連続記録を更新した。

 ペイトリオッツはこの日、攻撃のキーマンであるモハメド・サヌー(Mohamed Sanu)を負傷で、フィリップ・ドーセット(Phillip Dorsett)を脳振とうで欠いたが、ブレイディが第1クオーターに新人ニキール・ハリー(N'Keal Harry)にタッチダウンパスを通すと、ニック・フォーク(Nick Folk)はフィールドゴールでチームの残りの得点を挙げた。

「激戦の末の勝利だった」と振り返ったブレイディは、若手レシーバーのハリーと、4レシーブを記録したジャコビ・マイヤーズ(Jakobi Meyers)の貢献を称賛し、以下のように続けた。

「この2人を誇りに思う」「彼らは成長しているところで、それを目にすることができうれしい。両選手とも好プレーでチームに貢献した」

 この試合を前に、1試合平均の獲得ヤード数で首位に立ち、同得点数で4位につけた状態でこの一戦に臨んだカウボーイズは、ブレット・メイハー(Brett Maher)がFGを3本成功させた。

 終盤の攻撃でカウボーイズは、QBダック・プレスコット(Dak Prescott)が残り11ヤードで迎えたフォースダウンでアマリ・クーパー(Amari Cooper)に約20ヤードのパスを通したかに思われたが、これはビデオ判定により覆った。

 カウボーイズ加入後にクーパーがキャッチ無しに終わったのは初めてで、チームがタッチダウンを決められなかったのも今季初となった。

 他の試合では、フォーティナイナーズが37-8でグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)を下し、今季の成績を10勝1敗に伸ばしてナショナル・カンファレンス(NFC)でトップの座を固めた。

 パッカーズのQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)の獲得距離を104ヤードに抑え込み、5サックを記録するなど守備陣が健闘したフォーティナイナーズでは、QBジミー・ガロポロ(Jimmy Garoppolo)が20本中14本のパスを成功させて計253ヤードを稼ぎ、2本のタッチダウンパスを通した。(c)AFP