【11月25日 Xinhua News】中国の王毅(Wang Yi)国務委員兼外交部長は24日、静岡市で静岡県の川勝平太(Heita Kawakatsu)知事と会見した。

 王毅氏は次のように表明した。中日両国は一衣帯水の隣国で、悠久の交流の歴史を持つ。両国関係は起伏を繰り返したが、民間友好と地方交流は一貫して中日交流の重要な礎となっている。中日関係に問題が生じた時は、民が官を促し、地方が中央を促すという積極的役割を果たし、中日関係が軌道に乗った時は、両国関係の発展を推し進める主力、そして新たな活力となってきた。両国間で締結された友好都市協定は250組を超えている。双方は時代と共に前進し、21世紀中日地方交流の新たな時代を共に切り開き、両国関係の持続的な改善と発展を推進する必要がある。静岡県は、中日友好交流の中で絶えず独特で重要な地位を占めてきた。両国の友好協力促進のため、引き続きけん引的役割を果たしてほしい。

 川勝氏は静岡県と中国との友好交流の歴史と発展の状況について説明し、次のように表明した。日中関係が順調に発展しても、また困難に直面しても、中国に対する日本人の友好と友情が変わることはなかった。静岡県は中国の複数の省・市と友好関係を確立しており、特に浙江省とは37年に及ぶ友好交流の歴史を持つ。静岡県民は、中国と特別な縁で結ばれていることと、日中友好促進のために貢献したことを大きな誇りとしている。静岡県は習近平(Xi Jinping)主席が提唱した「一帯一路(Belt and Road)」構想を高く評価し、この構想を静岡と中国の友好協力を発展させる上での重要なチャンスとしてと捉えている。「一帯一路」共同建設を全力で支持するとともに積極的に参加していく。静岡の扉は絶えず中国の友人に開かれており、より多くの中国人観光客が静岡を訪れることを歓迎する。(c)Xinhua News/AFPBB News