【11月27日 Xinhua News】中国天津大学(Tianjin University)のある実験室では、「ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)」技術を使った「思考」による文字入力の研究が進められている。

 108の文字や記号が一面に配置された画面上では、黒い四角形が一定の頻度で点滅している。高感度の脳波電極で覆われた黒い帽子をかぶった学生は、画面をじっと見つめ、両手を使わずに「思考」を通じて「遠隔文字入力システム」により、指定されたエリアへの文字記号入力に成功した。

 BCIとは、人間の脳とコンピューター、電子機器との間に、通常の脳の情報出力経路(末梢神経と筋肉組織)に依存しない直接的な情報授受と制御システムを構築する新しい技術である。(c)Xinhua News/AFPBB News