【11月25日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は24日、決勝第2戦が行われ、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)は0-2でアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)に敗戦。2戦合計スコア3-0としたアル・ヒラルが、史上最多に並ぶ3回目のアジア制覇を果たした。

 アンドレ・カリージョ(Andre Carrillo)のゴールで第1戦を0-1で落としたレッズは、この日も前半から劣勢の展開を強いられる中で、関根貴大(Takahiro Sekine)が前半最大の好機を迎えたが、ゴール正面からのシュートは相手守備陣に阻まれた。

 迎えた後半には、今大会ここまで10ゴールで得点王に立つアル・ヒラルのバフェタンビ・ゴミス(Bafetimbi Gomis)が、絶好のクロスからニアサイドへ跳び込んでシュートを放ったが、ここはGK西川周作(Shusaku Nishikaw)が鋭い反応ではじき出した。

 それでも、危険な場面をたびたびつくられる中で迎えた74分、レッズは相手のきれいな崩しからついに守備網が決壊。パスワークでDFラインを下げさせられたところから、この試合のマンオブザマッチに輝いたセバスティアン・ジョビンコ(Sebastian Giovinco)のラストパスに走り込んだサレム・アル・ダウサリ(Salem al-Dawsari)に先制点を流し込まれると、アディショナルタイム3分にはゴミスに大会11ゴール目となる追加点を許した。

 2年前の2017年大会で、レッズに敗れて優勝を逃しているアルアハリは、これで19年ぶりのACL戴冠を果たし、浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)に並ぶ史上最多3回目のアジア王者に輝いた。また、近年は日本と韓国、中国のクラブが席巻してきたACLで、西アジアのクラブが頂点に立つのは2011年のアル・サード(Al-Sadd、カタール)以来8年ぶりとなった。(c)AFP