【11月24日 AFP】23日に行われた19-20イタリア・セリエA第13節の試合で、女性へのドメスティックバイオレンス(DV)に対する関心を高めることを目的として、選手が頬に赤いマークを描いてピッチに上がった。

「女性への暴力にレッドカードを」と銘打たれた今回のキャンペーンは、セリエAを主催するレガ・セリエA(Lega Serie A)とイタリアの人道支援組織WeWorld Onlusによる共催。

 週末の最初のカードである王者ユベントス(Juventus)とアタランタ(Atalanta)の試合を皮切りとして、選手と審判団は少女にエスコートされてピッチに入場し、顔には赤いマークをつけた。

 イタリアの研究機関Euresによると、同国で2018年にDVが原因で死亡した女性の数は142人に上る。また、イタリア国家統計局(ISTAT)によれば、ここ5年間で53万8000人の女性が、パートナーから身体的もしくは性的な虐待の被害を受けたという。(c)AFP