【11月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグは23日、第13節の試合が行われ、首位リバプール(Liverpool FC)とマンチェスター・シティ(Manchester City)はともに勝利し、両チームの勝ち点9差は変わらなかった。

 先にリバプールがクリスタルパレス(Crystal Palace)との激戦に2-1で勝利し、暫定で勝ち点12差をつけられた状態で、好調チェルシー(Chelsea)をホームに迎えた王者シティは、チェルシーが押し気味に進めていた前半の中盤にヌゴロ・カンテ(N'Golo Kante)のゴールで先制を許した。

 それでもケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)のシュートが相手に当たってゴールに入り、すぐに同点に追いつくと、さらにリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)が得意のかたちからゴールを決めて2-1と逆転に成功した。

 その後も1点のリードでは少し危ないように見える状況が続く中で、後半アディショナルタイムにはラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が3点目を挙げたかに見えたが、オフサイドがあったことがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を通じて確認され、ゴールは取り消された。

 それでもシティはそのまま2-1で勝利。しかしボール保持率は46.74パーセントと、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督がトップリーグのチームを率いるようになってからの通算381試合では最も低い数字になった。

 グアルディオラ監督は英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「トップレベルのチームを相手にしたトップレベルの試合だった」「チェルシーはこの20年、素晴らしい質の高さを示してきたチームだ。相手は最高のプレーをしていた時間帯に先制したが、そこでデ・ブルイネのゴールが決まった。その後は、われわれがチャンスを多く逃した」とコメントした。

 一方のリバプールは、またしても終了間際の勝負強さを発揮して2-1の勝利を収めた。サディオ・マネ(Sadio Mane)のゴールで先制したものの、82分にウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)に同点ゴールを許して今季2回目の引き分けが濃厚になったが、その3分後にゴール前の混戦からロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が勝ち越し弾を押し込んだ。

 昨季は欧州王者に輝き、今季は30年ぶりのリーグタイトルを狙うリバプールは、これで今季リーグ戦の戦績を13戦12勝とし、昨季から続く無敗は30試合に伸びている。

 レスター・シティ(Leicester City)は2-0でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)を下し、リバプールと勝ち点8差の2位を守った。苦戦が続くアーセナル(Arsenal)は後半アディショナルタイムのゴールで追いついたものの、下位サウサンプトン(Southampton FC)と2-2の引き分けに終わっている。(c)AFP/John WEAVER