【11月24日 AFP】日本を訪問しているローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、82)は24日、被爆地の長崎と広島を訪れ、核兵器の脅威を訴えて平和の祈りをささげる。

 アジア歴訪中の教皇は23日夕、2番目の訪問国である日本に到着した。4日間の滞在中に平和と宗教的寛容に重点を置いたメッセージを発するとみられる。

 教皇はまず長崎市の爆心地公園、その後広島の平和記念公園を訪れてスピーチする。

 長崎では野球場でミサも行い、キリスト教徒が少数派となっている日本における宗教的寛容を説くほか、日本26聖人殉教記念碑も訪れ、いわゆる「隠れキリシタン」に敬意を表す。

 教皇は24日夜に東京に戻り、25日には2011年の東日本大震災の被災者らと面会する。

 さらに、東京ドーム(Tokyo Dome)でのミサや、天皇陛下との会見、日本の政府関係者やカトリック指導者との会談も予定されている。(c)AFP