【11月23日 AFP】混乱が絶えないコロンビア南西部カウカ(Cauca)州で22日、警察署が襲撃され、警官3人が死亡、7人が負傷した。地元当局がAFPに明らかにした。

 同州のハイメ・アスプリージャ(Jaime Asprilla)長官は、警察署の攻撃にはガスボンベが使用されたことを明らかにし、「現時点で3人の死亡と7人の負傷が確認されている」と述べた。

 アスプリージャ氏はこの襲撃について、同州で活動する武装勢力による攻撃だとし、イバン・ドゥケ(Ivan Duque)大統領に対する抗議デモとの関連は否定した。

 カウカ州をめぐっては、元左翼ゲリラ組織のコロンビア革命軍(FARC)に所属し2016年の和平合意の締結に反対した勢力や、同国で最後まで活動を続けている左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」のメンバー、そして麻薬密売組織が支配権を求めて争っている。(c)AFP