【11月22日 AFP】(更新)23日午前0時に失効が迫る日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、韓国政府は22日、日本政府への協定終了の通告を停止すると発表した。

 韓国大統領府の金有根(キム・ユグン、Kim You-geun)国家安保室第1次長は記者会見を開き、GSOMIA終了の通告の効力を停止すると認めた上、「日本政府も理解を示した」と述べた。

 GSOMIAは、日韓両国による軍事機密情報、特に北朝鮮の核能力をめぐる情報の直接共有を可能にする協定。韓国側が8月に破棄を表明していた。

 米国は日韓両国に対し、この問題で両国が対立することによって恩恵を受けるのは北朝鮮と中国だけだと強調し、関係改善を繰り返し促してきた。

 ただ金氏は、GSOMIAの終了停止は同協定を「いつでも終了させ得る」ということが前提になるとしている。(c)AFP