【11月22日 AFP】サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が21日、2日前に辞任した同国1部リーグのヒムナシア・ラ・プラタ(Gimnasia y Esgrima La Plata)の指揮官に復帰すると発表した。

 マラドーナ監督は自身のSNSに「ヒムナシアの監督にとどまることを発表できとてもうれしい」と投稿。事態が180度転換したのは「最終的にはクラブ内での政治的な統一が達成された」ためだとしており、「(クラブ上層部が)約束してくれたように補強してくれることを望んでいる」と続けた。

 辞任を明かした際にマラドーナ監督は、自身を招聘(しょうへい)したガブリエル・ペジェグリーノ(Gabriel Pellegrino)会長が、23日に行われるクラブの次期会長選への立候補を取りやめたことで、続投の意欲を失ったと説明。これを受けて数千人のサポーターがクラブ本部前に集結し、マラドーナ監督の復帰を要求していた。

 同国代表のキャプテンと監督を務めた59歳のレジェンドは9月、24位の最下位に沈むヒムナシアの指揮官に就任した。

 国外クラブの監督を経てアルゼンチンサッカー界に復帰し、英雄の帰還と歓迎されたマラドーナ監督だが、大きなインパクトを残すには至らず、戦績は8戦3勝。すべてアウェーでの勝利で、5敗のうち四つはホームで喫していた。(c)AFP