【11月22日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2019)は21日、スペイン・マドリードで準々決勝が行われ、カナダが緊迫した最終戦のダブルスで勝利してオーストラリアを2勝1敗で下し、新方式の大会で4強入りを果たした最初の国となった。

 オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)は今週初め、チームは今大会で優勝できると豪語していたが、この日はおそらくけがを理由に欠場することになった。

 カナダでは、シングルスの第1試合でジョン・ミルマン(John Millman)を7-6(9-7)、6-4で下した世界ランキング150位のバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)が主役となり、同選手はダブルスの第3試合でもデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)と組み、6-4、6-4でジョン・ピアーズ(John Peers)/ジョーダン・トンプソン(Jordan Thompson)組を破った。

 シングルスの第2試合では、アレックス・デミノー(Alex De Minaur)がシャポバロフを3-6、6-3、7-5で下し、オーストラリアに逆転勝利の望みをもたらしたが、チームは準々決勝で姿を消すことになった。

 ポスピシルは「われわれはただ目の前の試合に臨み、最初のポイントから強度や気力、集中力を最高の状態にした」とコメントした。「デニスと私は非常に良いプレーを見せた。われわれは完璧に息が合っていたと思う」

 ポスピシルは「われわれは非常に良いプレーをしているだけ」「チームの選手は好調」と続けた。

 10度目の対戦で初めてオーストラリアから勝利を収めたカナダは、23日の準決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)を擁するセルビアとロシアの勝者と対戦する。

 セルビアとロシアの準々決勝は22日の午前中に行われ、その後はアルゼンチン対スペイン、英国対ドイツの両試合が行われる。(c)AFP