【11月22日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)が、元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)に6か月契約のオファーを送ったと、21日に伊各メディアが報じた。

 38歳のイブラヒモビッチは先週、自身が所属するロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)が米メジャーリーグサッカー(MLS)のプレーオフで敗退したことを受け、今季限りでの退団を発表した。

 伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)と伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)は、7度の欧州制覇を誇るミランが、イブラヒモビッチの代理人を務めるミノ・ライオラ(Mino Raiola)氏に接触していると報道。

 ガゼッタ紙によれば、米国資本のミランはイブラヒモビッチと6か月間の契約を望んでおり、仮に同選手が1年半にわたってプレーすることになれば600万ユーロ(約7億2000万円)を支払う準備があるという。

 昨季のミランは宿敵インテル(Inter Milan)の勝ち点1及ばず、5位でシーズンを終えており、思わしくないスタートを切った今季は12節を終えたリーグ戦では14位に沈んでいる。23日には、昨季2位のナポリ(SSC Napoli)とのホームゲームを控えている。

 イブラヒモビッチは2010年から2012年にかけ、ミランで2シーズンにわたりプレー。リーグ戦では61試合に出場して42得点を挙げており、クラブにとって最後となっているセリエA優勝にも貢献した。

 また、インテルで3度、ユベントス(Juventus)で2度のリーグ優勝を経験しているが、ユベントス時代の両タイトルは「カルチョポリ(Calciopoli)」と呼ばれる八百長スキャンダルにより剥奪されている。(c)AFP