【11月21日 AFP】フランス・ブルゴーニュ(Burgundy)地方にある名高いブドウ農園には、毎年収穫期になるとブドウ泥棒が出没する。

 だが、エシェゾー(Echezeaux)やクロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)などのビンテージワインを生産するワイン醸造所「グロ・フレール・エ・スール(Gros Frere et Soeur)」の共同経営者バンサン・グロ(Vincent Gros)氏には、頼もしい味方がいる。カーキ色の制服に身を包んだ憲兵隊の隊員が、昼夜ブドウ畑を監視してくれているのだ。憲兵隊の存在は、盗難の抑止力にもなっている。

 グロ氏は、「ブドウを盗むということは、1年かけて仕上げた作品を盗むのと同じことです」と話している。

 映像はブドウの盗難を防ぐため昼夜パトロールを行う憲兵隊。9月20日撮影。(c)AFP