【11月21日 AFP】ラオス北西部のタイ国境近くで21日午前6時50分(日本時間同8時50分)ごろ、地震が発生し、震源から約700キロ離れたタイの首都バンコクでも揺れが体感された。バンコクには現在、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis)が滞在している。

 米地質調査所(USGS)によると震源は浅く、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.1。

 タイ気象局(Thai Meteorological Department)の発表によれば、揺れは国内9県で観測され、余震も4回起きているが、現時点で大きな被害の報告はないという。

 ベトナム首都ハノイでも建物の揺れが観測された。

 震源付近では、この地震の約3時間前にもM5.7の地震が起きていた。近くには巨大なサヤブリ(Xayaburi)ダムの建設現場があるが、今のところダムの異常は報告されていない。(c)AFP