【11月20日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis、82)は20日、今回のアジア歴訪の最初の訪問地タイに到着した。タイの後は日本を訪れ、宗教間対話と核兵器廃絶を訴える予定。

 法王の専用機に同乗したAFPの記者によると、法王は20日正午過ぎ(日本時間同午後2時過ぎ)にタイの首都バンコクにあるドンムアン空港(Don Mueang Airport)に到着した。

 ローマ法王がタイを訪問するのは1984年のヨハネ・パウロ2世(Pope John Paul II)の訪問以来。タイは仏教国だが、全人口の約0.5%に当たる40万人近いカトリック信者がいる。

 またフランシスコ法王は、23日には過去に布教活動を望んでいたという日本を訪れる。法王は「倫理に反する」核兵器の廃絶を強く訴えており、24日には被爆地の広島と長崎を訪問する予定が組まれている。第2次世界大戦(World War II)末期の1945年、両都市は米軍による原爆投下を受け、広島では14万人以上、長崎では7万4000人が犠牲になった。(c)AFP