【11月20日 AFP】23歳以下のサッカーオーストラリア代表の3人が19日、遠征先での不適切な行為により、2020年8月までの代表追放処分を科された。これにより、3人の東京五輪出場は不可能となった。

 規律違反で追放となったのは、ナサニエル・アトキンソン(Nathaniel Atkinson)、ラクラン・ウェールズ(Lachlan Wales)、ブランドン・ウィルソン(Brandon Wilson)の3人。詳しい内容は発表されていないが、3人は今年3月、AFC U-23選手権(2020 AFC U-23 Championship)予選の試合でカンボジアを訪れた際に問題を起こし、女性1人から苦情が出されていた。

 3人はプロにふさわしくない行為により、東京五輪の閉会式の翌日である8月10日まで代表の活動に参加できず、カウンセリングを受けることも命じられた。他にもう1人、ライリー・マグリー(Riley McGree)も4月1日までの追放処分を受けている。

 オーストラリアサッカー連盟(FFA)は、今年4月に「女性からの苦情」が出されたことで問題が発覚したと明かし、クリス・ニコウ(Chris Nikou)会長は「われわれの敬意と責任を重んじる姿勢に、妥協があってはならない」と話している。

「選手も自分たちのしたことの重大さを理解しており、周囲と敬意ある関係を築くためのプログラムに前向きに取り組んでいるから、今後はきっとそうした価値観を尊重するようになるはずだ」 (c)AFP