【11月20日 AFP】オランダの警察は19日、シリアでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に参加し、トルコからオランダに送還された女2人を逮捕した。検察当局が明らかにした。

 逮捕されたのは、2018年1月にトルコで拘束され、3歳と4歳の子どもを持つ23歳の女と、今年10月にトルコの首都アンカラにあるオランダ大使館に出頭し、帰国支援を求めていた25歳の女。

 検察当局の発表によると、2人はオランダの首都アムステルダムにあるスキポール(Schiphol)空港に到着後、テロ容疑で逮捕された。

 ISに参加するためにシリアとイラクに渡った自国民の引き受けを拒否する欧米諸国を批判してきたトルコは先週、イスラム過激派の外国人構成員の本国送還を開始していた。

 オランダの裁判所は先週、IS参加女性23人が子ども56人と共に帰国することを求めた訴訟で、政府は子どもたちの帰国を「積極的」に支援しなければならないとする一方、母親については帰国させる必要はないと判断していた。(c)AFP