【11月22日 Xinhua News】中国と欧州の科学技術提携計画「ドラゴンプログラム」は始動から15周年を迎え、これまでに若手科学研究者1500人余りに研修を実施、中欧双方のためリモートセンシング分野の予備人材を多く育成してきた。重慶大学(Chongqing University)で18日始まった第四期陸上リモートセンシング高級研修班(18~23日)からわかったもの。

 中国科学技術部国家遥感(リモートセンシング)センターの責任者によると「ドラゴンプログラム」は、同部と欧州宇宙機関(ESA)の地球観測分野での重要な国際科学技術提携計画で、研究協力によるリモートセンシング技術の応用レベルの向上促進を目標にしている。同計画は2004年から始まり、4年を周期として研究を進める。4期目(2016~2020年)の現在は協力事業を28件展開し、中欧双方の衛星データの農業、林業、水利、災害、測量・製図、大気、海洋などの分野での応用をめぐり研究協力を進めている。

 中欧双方は同計画の協力枠組みの下、毎年1回の高級研修・育成活動を行っている。今年は「リモートセンシング科学技術の陸上科学と観測分野における応用」をテーマに、オランダ・デルフト工科大学、英国ニューカッスル大学、中国科学院などの大学や科学研究機関の陸上リモートセンシング研究の専門家26人が、若手の科学研究者、博士、ポストドクター110人に授業している。(c)Xinhua News/AFPBB News