【11月20日 CNS】中国・安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)で16日、教育部外国語文学類専門指導委員会、中国日本語教育研究会(China Japanese Education Association)と北京外国語大学(Beijing Foreign Studies University)の共催により、第1回日本語アフレコ大会が催された。

 この大会は新時代の日本語学科のニーズに応え、人材育成法の多元化を模索し、学生の総合能力を引き上げ、日本語への興味を引き出すために行われる日本語人材のお祭りだ。

 予選には中国全土の90を超える大学から532件の応募があり、予備審査の結果、決勝に進んだ参加者はニュース13人、映画17組だ。勝ち残った参加者は、決勝3日前に受け取った複数の題材から一つを選び、事前準備を行った。

 決勝で参加者らは流ちょうに言葉を操り、明瞭な発声で、生き生きとした真に迫る演技を行った。北京外国語大学副校長の賈徳忠(Jia Dezhong)教授は「新しい時代に、大学の日本語教育は新しい挑戦に直面している。将来進むべき方向性をはっきりとさせ、『徳』を教え『人』を育てる基本を貫き、新しい時代の人才育成の道を探り、新たな交流の機会をつくりたい」と述べた。

 中国日本語教育研究会の周異夫(Zhou Yifu)会長は「現在全中国で日本語専攻を開設した大学は500を超え、日本語の学習者は100万人を超える。徳・知・体の全てに優れた日本語人材を育成するためには、教育目標と教育方法を改革すると共に、多種のアプローチによる育成方式について模索する必要がある。その意味で、今回の大会は有益な試みだ」と指摘した。(c)CNS/JCM/AFPBB News