【11月19日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は18日、各地で行われ、グループDではデンマークとスイスが本戦出場を決め、アイルランドはプレーオフに回ることになった。

 ホームにデンマークを迎えたアイルランドは、この一戦に勝利すれば本大会行きを決めることができたが、得点はマット・ドハティ(Matt Doherty)が終盤に挙げた1点にとどまり、試合は1-1で終了した。

 12都市での分散開催となる本大会は、コペンハーゲンでも試合が行われるため、1992年大会で優勝したデンマークはこれで地元でのプレーを心待ちにすることができる。

 スイスは、セドリク・イッテン(Cedric Itten)の2得点やグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)のゴールなどで、ジブラルタルに6-1で勝利。グループDはスイスが1位、デンマークが2位での通過となった。

 グループJでは、すでに本大会の出場権を手にしているイタリアが、ホームでアルメニアを9-1で粉砕。7選手がゴールを記録するなど、最終戦でベストのパフォーマンスを見せて今予選を全勝で終えた。

 セリエAの得点ランキングで首位に立つチロ・インモービレ(Ciro Immobile)とニコロ・ザニオーロ(Nicolo Zaniolo)が2ゴールずつを奪ったイタリアは、ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)やアレッシオ・ロマニョーリ(Alessio Romagnoli)にもゴールが生まれ、ジョルジーニョ(Jorge Luiz Frello Filho 'Jorginho’)がPKを決めた。

 その後、途中出場のリッカルド・オルソリーニ(Riccardo Orsolini)がデビュー戦でネットを揺らすと、アルメニアに1点を返されたが、最後はフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)が9点目をマークした。

 主要国際大会への初出場を3日前に決めたばかりのフィンランドは、イングランド・プレミアリーグのノリッジ・シティ(Norwich City)に所属するテーム・プッキ(Teemu Pukki)が代表戦の直近8試合で10ゴール目となる先制点を挙げたが、敵地でギリシャに1-2で敗れた。

 アウェーでリヒテンシュタインを3-0で下したボスニア・ヘルツェゴビナは4位となったが、来年3月に行われるプレーオフで本大会の出場権を手にする可能性がある。

 グループF首位のスペインは、ホームでルーマニアに5-0で勝利。

 ロベルト・モレノ(Robert Moreno)監督が指揮する最後の試合になると報じられる中、ファビアン・ルイス(Fabian Ruiz)のゴールで先制したスペインは、ジェラール・モレノ(Gerard Moreno)に2点が生まれた。

 さらに相手のオウンゴールでリードを広げると、最後はミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)が5点目をマークし、辛うじて半分ほどが埋まったワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で快勝を収めた。

 同組2位での本戦出場を決めているスウェーデンは3-0でフェロー諸島を下し、2-1でマルタを破ったノルウェーはプレーオフに回ることになった。(c)AFP