【11月18日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は17日、各地で行われ、グループBのポルトガルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の代表通算99ゴール目などでルクセンブルクに2-0で勝利し、本戦出場を決めた。

 敵地に乗り込んだ前回王者のポルトガルは、39分にブルーノ・ミゲル・フェルナンデス (Bruno Miguel Fernandes)が先制点を挙げると、試合終了間際にはロナウドがこぼれ球を押し込み、敵地でセルビアと2-2で引き分けたウクライナに次ぐ2位通過となった。

 代表チームにおける歴代最多得点記録は、1993年から2006年にかけてイラン代表として149試合に出場したFWアリ・ダエイ(Ali Daei)氏の109ゴールとなっている。

 ロナウドは「どんな記録も破られなければならない。私がその記録を更新する」と語った。

 分散開催となる来年の欧州選手権は、6月12日にイタリア・ローマで開幕予定。本戦出場を決めたのは世界王者フランスやスペイン、イタリア、イングランドに続きポルトガルが17チーム目となった。

 劣悪なピッチコンディションによって難しい戦いになったと認めたポルトガルのフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は、「内容について、われわれは高い点数をつけられない」とコメントした。

「予選での戦いは想像以上に困難なものだったから、選手たちにはとても満足している」「これでわれわれは主要国際大会の予選を11回連続で突破している。そうした選手たちを信用しなければならない」

 グループHのフランスは、コランタン・トリソ(Corentin Tolisso)とアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)がネットを揺らし、敵地でアルバニアを2-0で下して首位通過を決めた。

 グループAのイングランドは、ハリー・ウィンクス(Harry Winks)やハリー・ケイン(Harry Kane)、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)、メイソン・マウント(Mason Mount)にゴールが生まれ、4-0でコソボに勝利。

 わずか8試合で計37得点を挙げるなど好調のまま今予選での戦いを締めくくったイングランドが首位となり、同日ブルガリアに0-1で敗れたチェコが2位での通過となった。(c)AFP