【11月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)などでDFとしてプレーしたドミニク・マッテオ(Dominic Matteo)氏が、脳腫瘍による手術を受けていたことが同クラブの発表で明らかになった。

 クラブによれば45歳のマッテオ氏は11日に手術を受け、現在は集中治療室を出て英リーズ(Leeds)市内の病院で療養中だという。リバプールは声明を発表し、「クラブの全員の思いはドム(マテオ氏)と家族、友人とともにあり、これからも難しい時期を過ごす彼らの支えとなっていくつもりです」と話した。

「1990年代リバプールの人気選手で、近年はクラブ公式のLFCTVのレギュラー解説者でもあったマッテオは、1993年10月にレッズ(リバプール)デビューを飾りました」「ドムの一刻も早い完全回復を祈りながら、夫人と家族へ可能な限りのサポートを行っていきます」

 リバプールでプロキャリアをスタートさせ、公式戦155試合に出場したマッテオ氏は、その後リーズ・ユナイテッド(Leeds United)へ移籍し、2000-01シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)では、敵地でのACミラン(AC Milan)戦で決勝トーナメント進出を決定づけるヘディングシュートを決めるという、リーズのクラブ史に残る印象深いゴールも記録した。

 4年間を過ごしたリーズを離れた後は、ブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)をへて、最後はストーク・シティ(Stoke City)で現役を終えた。スコットランド代表としても6試合に出場した。

 リバプールとリーズでともに過ごしたロビー・ファウラー(Robbie Fowler)氏はツイッター(Twitter)に「盟友ドミニク・マッテオの早期の回復を祈る。生涯の友の一人だ」とコメント。リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)氏も同じように「幸運を祈る」と投稿している。(c)AFP